中国語の方向介詞「向」「往」「朝」の違いと使い方について

方向を表し、日本語の「〜へ」の役割を担う中国語として「向」「往」「朝」があります。

これらは方向を表す中でも多少の違いがあります。

僕は上海に住んでいる時にタクシー内よく使った言葉が、
前走  (前行って) 」
右拐  (右曲がって)」 でした。

中国の有名な言葉では、
「好好学习天天上  (勉強を頑張って上目指そう)」 がありますね。

共に、方向を表す「〜へ」「〜に」「〜を」に該当します。

このように日本語でも方向を表す助詞でも何種類かありますよね?

同じように、中国語でも主に3種類「向」「往」「朝」があるんです!

その違いと、使い方に関して勉強してみましょう。

「向」「往」「朝」の違い・比較

使う場面
具体的な場所への移動 「〜へ」
「向/往/朝」前走  (前歩く)
抽象的な目標への 「〜へ」「〜に」
「向/朝」未来努力 (未来向かい努力する)
後ろに人称代名詞を置ける「〜へ」「〜に」
「向/朝」他招呼  (彼挨拶する)
移動を伴う動作方向・移動先「〜へ」「〜に」
「往」前走 (前行く)  Vは「走/跑/拐/转が多い」
人が人に向けて行動を行う 「〜へ」「〜に」
「向」他想你要求了省钱 (彼はあなた節約を要求した)

 

かぶる場面も多いのですが、ざっくりするとこんな区別でしょうか。

 

ポイント

人を対象・目標を対象とした時の「〜へ」「〜に」
  向

移動場所を対象とした時の「〜へ」「〜に」
  往

方位(東西南北)を対象とした時の「〜へ」「〜に」
  朝

それでは、それぞれの使い方を詳しく見てみましょう。

「向」「往」「朝」の使い方

個人的には上記のポイントの違い・使い方だけでも十分に感じます。

あまり突き詰めて「違い何?」と勉強しすぎると、逆に混乱して余計頭に入ってこない可能性もあります。僕がそうでしたから・・www

正直、ここを深く勉強するのであれば、発音勉強に精を出していただいた方が良いと思います。

それでも、もっと詳しく知りたいと言う方に下記にてそれぞれの詳しい使い方を紹介させて頂きます。

「向」の使い方

方向「〜に向かって」

 (1)抽象的な目標

抽象的な目標 (の方向)も表し、後ろの名詞は抽象物や人も使用できます。

这月的目标努力工作。
今月の目標向かって頑張って仕事をする。

介詞「向」の後ろには「今月の目標」という目標が入ってますよね。このように目標に向かって使うときは「向」が使用されます。「往」は使えません。

 (2)人が人へ向けて行動を行う

A (人)がB (人)に向けて行動を行う時に使われる、「〜へ」「〜に」には「向」を使います。

小顧小张求婚。
顧さん張さんプロポーズする。

上記のように人が人へ向けて行う場面がありますよね。その時には「向」が使用され、ここでも「往」は使えません。

点头头。
軽く頭を下げて挨拶する。

このパターンは主語A (人)がありませんが、これも後ろに人称代名詞B (人)が来て行動が行われるパターンです。このパターンは「朝」と置き換えて使うこともできます。

 

「往」の使い方

方向「〜に向かって」

 (1)移動を伴う動作方向

移動を伴う動作方向、到達点、移動先を表し、後ろの名詞は方位名詞・場所名詞が置けます。

「往」は
「走」 (歩く) 、「转」 (曲がる)、「拐」 (曲がる)などの足を動かす動詞とセットで使われることが比較的多いです。

办公室走。
オフィス歩く。

オフィスと言う向かうべき場所名詞が後に来てますよね。動詞には走 (歩く)が来て、動作を感じる躍動感がある時には、「往」が使われます。

ですので、「往」は道中で向かうべき方向を表す時によく使われます。

タクシーの中で運ちゃんに対して、「右曲がって下さい (右拐)」、「もう少し真っ直ぐ (に向かって)行って下さい(再前走吧)」と言うような場面で使うケースが多いです。

 

「朝」の使い方

方向「〜に向かって」

個人的な感覚ですが、「向」と同じ意味として書き言葉で使われることが多いと感じます。

 (1)建物の向きを表す

「朝」の後に方位を示す名詞が来て、その方向に向いていることを表すことが出来ます。

我买的房子坐北
私が買った家は北を背にし向きです。

大门开。
正門は向きだ。

面と向かう方向を表す感じです!

 (2)人へ向けて行動を行う

「向」の(2)と同じです。
後ろの名詞が人の時は動詞は身体的動作のみを表します。
例:手を振る、頭を下げ挨拶する、など

招手*。
彼女は向かい手を振る。

*動詞は身体的動作のみ

まとめ

大体の感じは理解できましたでしょうか?

同じ方向を表す「〜へ」「〜に」でも3つもあると混乱しますよね・・・。

僕は最初の方、この区別がなかなか覚えられず、日常でもほとんで使えませんでした。

方向を表す「〜へ」「〜に」は全て「到 dao4 (到着地を表し〜まで)」で済ませていたという、大変恥ずかしい過去があります。皆さんは絶対マネしないでくださいwww
(その悪い癖で今もたまに出てしまう・・・www)

コツとしては、「朝」は頭の片隅に置いてしまい、「向」「往」の2つに絞り用途別の理解を深めてみてはどうでしょうか?(「朝」は「向」と同じと割り切ってしまう。)

2つに絞り、使うシーンに合わせた用途の理解を徹底してみて下さい!

 

もう一度ポイント復習

人を対象・目標を対象とした時の「〜へ」「〜に」
  向

移動場所を対象とした時の「〜へ」「〜に」
  往

方位(東西南北)を対象とした時の「〜へ」「〜に」
  朝

 

それではまた
再见!

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です