「子音の概要とそのポイント」「無気音と有気音の区別とポイント」に関し、記事をアップさせて頂きましたが、本記事では子音21個の詳細ポイントに関して紹介させて頂きます!
「子音21個」
「子音のポイント」
目次
1.無気音と有気音の区別
2.舌先の場所
3.口の形
唇音 《b(o) p(o) m(o) f(o)》
唇音《b p m f》は子音の基礎でもあり、一番はじめに練習するのに適しています。「無気音と有気音の区別」と「口の形」を特に意識して見て下さい。
b(o):無気音
口の形:両唇を閉じて、ためた空気を外に出す際は口を尖らせて発音。
日本語の「ボ」の発音を、唇を閉じて、息を抑え気味にして発声。
「シッポ」の「ポ」に近い!
p(o):有気音
口の形:b(o)と同じ!両唇を閉じて、ためた空気を外に出す際は口を尖らせて発音。
閉じた両唇を蓄えた息で破り、「プォオ」のような「ポ」!
m(o):鼻音
口の形:両唇を閉じ、息が鼻から抜けるようにして発音。
日本語の「モ」を両唇に力を入れて発音する要領で!
f(o):摩擦音
口の形:上の歯を軽く下唇に当て、その間から摩擦させながら息を出す。
日本語の「フォ」、英語の「f」に近い!
舌尖音 《d(e) t(e) n(e) l(e)》
舌尖音《d t n l》は漢字で表されているように、舌先の使い方がポイントです。
d(e):無気音
口の形:舌先を上の歯茎につけ、息を“抑え気味”にして発声。
日本語の「ベッド」の「ド」を息を抑えて、あまり濁らせないように!
t(e):有気音
口の形:舌先を上の歯茎につけ、息を“強く吐き出す”ようにして発声。
「トットちゃん」の頭の「ト」。息を強く吐き出す!
n(e):鼻音
口の形:舌先を上の歯茎につけ、息が鼻から抜けるようにして発音。
日本語の「ナ」行の子音を同じ!
l(e):側面音
口の形:舌先を上の歯茎につけ、息を舌の両側から流れるように出して発音。
舌根音 《g(e) k(e) h(e)》
舌根音《g k h》は上の舌尖音と舌の置き場所が異なり、舌の根元を引っ込めるのがポイントです。
g(e):無気音
口の形:舌の根元をを引っ込める感じで、引っ込めた箇所で息を“抑え気味”にして発声。
日本語の「バッグ」の「グ」を息を抑えて、あまり濁らせないように!
k(e):有気音
口の形:舌の根元をを引っ込める感じで、のどの奥から息を“強く吐き出す”ようにして発声。
「クックック」と笑う「ク」。息を強く吐き出す!
h(e):摩擦音
口の形:舌の根元をを引っ込める感じで、その間から摩擦させながら息を出す。
寒い時、「ハァーッ」と手に息を吹きかける要領で!のどの奥から絞り出す感じで発して下さい!
舌面音 《j(i) q(i) x(i)》
舌面音《j q x》は舌先を下の歯の裏につけ、息を舌面を通し発するのがポイントです。発音の際は、口を左右にしっかり開くことを意識して下さい。
j(i):無気音
口の形:舌先を下の歯の裏につけ、息を“抑え気味”にして発声。
「バッジ」の「ジ」!口を左右に開いて発音!
q(i):有気音
口の形:舌先を下の歯の裏につけ、息を“強く吐き出す”ようにして発声。
口を左右に開いて、強く「チ」!
x(i):摩擦音
口の形:舌先を下の歯の裏につけ、息を舌面で摩擦させながら息を出す。
口を左右に開いて、「シーッ」と時の「シ」のように!
そり舌音 《zh(i) ch(i) sh(i) r(i)》
そり舌音《zh ch sh r》は舌をまくのがポイントです。
zh(i):無気音
口の形:舌を巻きながら、息を“抑え気味”にして「ヂ」と発声。
ch(i):有気音
口の形:舌を巻きながら、息を“強く吐き出す”ようにして「チ」と発声。
sh(i):摩擦音
口の形:舌を巻きながら、巻いた箇所から息を摩擦させながら発声。
r(i):摩擦音
口の形:(上記zh ch shよりも更に)舌を巻きながら、巻いた箇所から息を摩擦させながら発声。
巻き舌で喉の奥から声を出し、濁った「リ」!
舌歯音 《z(i) c(i) s(i)》
舌歯音《z c s》は舌先を上の歯の裏につけ、息を舌先と歯の間から発するのがポイントです。発音の際は、口を左右にしっかり開くことを意識して下さい。
z(i):無気音
口の形:舌先を上の歯の裏につけ、息を舌先と歯の間から、“抑え気味”にして発声。口を左右に開くのを忘れずに!
「グッズ」の「ズ」に近いが、息をより抑えてあまり濁らせないように!
c(i):有気音
口の形:舌先を上の歯の裏につけ、息を舌先と歯の間から、“強く吐き出す”。口を左右に開くのを忘れずに!
息を強くして、短い「ツ」のように!
s(i):摩擦音
口の形:舌先を上の歯の裏につけ、息を舌先と歯の間から、摩擦させながら発声。
日本語の「スー」に近しい!
最後に
子音は21個もあり日本語と異なる発音も多いため覚えるのも大変ですが、最初にあげている重点ポイント3点さえ抑えておけばそれほど難しくはありません。
「子音のポイント」
1.無気音と有気音の区別
2.舌先の場所
3.口の形
ポイントを参考にして頂きながら、子音21個のリピーティング練習を繰り返し行って下さい。中国語発音の筋トレです!
毎日継続し3ヶ月たった頃には、自然と綺麗な発音が身についているはずです。
子音の一覧表と音声を使いながら、毎日練習しましょう!
再见!
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