子音のポイントでは下記3つを挙げ、特に1の「無気音と有気音の区別」が大切だお( ^ω^)
と説明させて頂きましたので、この記事では「無気音と有気音の区別とポイント」に関して記事をアップさせて頂きます。
目次
子音のポイント
1.無気音と有気音の区別 → 本記事でフォーカス
2.舌先の場所
3.口の形
無気音と有気音
そもそも中国語の子音には、日本語と異なり濁音が無いんです!
日本語
※濁音=濁る 清音=濁らない
中国語
※表示ローマ字のbとpは濁るか濁らないかの違いを示すものではない!
中国語の無気音と有気音の違いは、「濁る(=濁音)」か「濁らない(=清音)」かの違いではありません。
ですので、日本語での「濁音」と「清音」で無気音と有気音を区別すると言う認識はまず捨てて下さい!
中国語の無気音と有気音の違いは、清音の中で分かれます。
では、その違いを見ていきましょう!
無気音と有気音の区別
無気音と有気音は合わせて12個あり、1組(無気音・有気音)で、6組に別れています。
繰り返しになりますが、ここのでの区別は「濁る(=濁音)」か「濁らない(=清音)」かの違いではありません。
一般的なテキストでの無気音と有気音の違い
勢いよく息を吐くようにして発音するのが有気音で、それに対して息を止めて発音するのが無気音です。
参考:紹文周の中国語発音のマスター
b[p]唇を軽く閉じ、息を抑えてパ行の音を発音する。無気音。
p[p‘]唇をかたく閉じ、たくわえた息を激しく吐き出してパ行の音を発音する。有気音。
参考:中国語発音の基礎 NHK出版
その二つの違いをわたし的に簡単に表すと以下のようになります。
無気音 ・・・ 息を抑えて発音
有気音 ・・・ 息を強めに吐きながら発音(両唇から強く吐き出す)
ポイントは息の流れ。「有気音」を優先的に意識した方が分かりやすいです。
有気音は口でたくわえた息を強く吹き出すのですが、
前にあるものに吹きかけるように、「息を一瞬だけせき止め」「強く・早く」「両唇から吐き出させるのを意識しながら」吐き出します。
これでも、説明が長くなってしまったのですが、最低でもここにある「息の流れ」は頭に入れておいて頂きたいです。
紙揺らし練習
簡単なポイントを頭に入れて頂いた上で、オススメの発生練習方法があります。多くのテキストなどでも紹介されていますが、口の前に薄い紙やティッシュペーパーを垂らして発生練習するのがオススメです。
口の前に紙を垂らして発音すると、「無気音は紙が揺れず」、「有気音は息を受けて揺れる」と言うロジックです。これは、無気音と有気音の違い(特に有気音の息の流れ)をビジュアル的にも分かりやすく理解できると思うので、最初の方はぜひ取り入れて見て下さい。
最後に
無気音と有気音の違いに関しては、勉強はじめは区別が難しいかと思います。ですので、最低限として「ローマ字につられて、濁音の有無(濁る・濁らない)で区別しないこと」「有気音は息を強目に吐きながら発音すること」を意識して見て下さい。その上で、リピーティングを繰り返すことで、耳と口が慣れてきます。
最初は難しいですが、腐らずに毎日継続できるよう頑張って下さい!その継続が、後の中国語力に必ず生きてきます!
再见!
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