これまでは、下記「発音をマスター・習得するまでの手順」の中でも“母音”を見て来ましたが、本記事では(4)子音にフォーカスした記事をアップさせて頂きます。
《参考》
「発音をマスター・習得するまでの手順」
目次
中国語発音 《子音》発音の概要
そもそも子音って何?
Wikipedia先生によると、こんな感じで回答頂いています。
子音(しいん、英: consonant)は、音声、即ち人が発声器官を使って発する音の一種。舌、歯、唇または声門で息の通り道を、完全にまたは部分的に、かつ瞬間的に閉鎖して発音する。無声音と有声音とがある。息の通り道を狭くすることによる摩擦音もある。
英語情報ブログになりますが、ヨスさんが書かれている「英語びより」にある英語の子音と言う記事がとても分かりやすくて参考になります。
簡単に言うと、
発した音が口の中の「特定の箇所(唇、歯、喉、舌など)」などで遮断することで作り出された「音」が子音です。
例えば、中国語の漢字「大」ですと、一字1音「dà」として読まれます。
この「大」=「dà」を上記「発音をマスター・習得するまでの手順」にある、(1)〜(4)で分解して見るとこんな感じ!
字汚なッ・・・Σ(´д`;)
ピンイン(拼音)「dà」
このように中国語の一つの音節は原則として、
「子音(d)」と「母音(a)」、「声調(ヽ)」にて構成され、
dに当たる箇所が「子音」と呼ばれます。
アルファベット読みして見ると、「ダァ」となるのですが、その際に「d」の発声が舌先と上の歯茎で遮られながら発せられていませんか?そのような音のことを「子音」よ呼びます。
そのため、子音は単独で音節をなすことは無く、母音を加えて初めて発音することが出来ます。
《参考》中国語発音の基礎 2
子音の種類
中国語には全部で21個の子音があります。
《参考》紹文周の中国語発音のマスター p48 (下記図)
上記表の縦軸では「場所」と表記されていますが、なんの意味があるのでしょうか?
これは、子音の種類を表しており、21個の子音は6種類に分けて分類されているんです。
①〜⑥の各子音の種類は、発した音が口の中で遮断されている「特定の箇所(両唇、舌先、両歯など)」を表しています。
その子音を作り上げているkey箇所(=遮られて音を発する箇所)が下記画像の場所となります。
子音のポイント
1.無気音と有気音の区別
2.舌先の場所
3.口の形
まず意識して頂きたいのがこの三点です!
特に、1の「無気音と有気音の区別」は日本人が苦手としていて、発音勉強の中でも難しく感じる人も多いので、大きなポイントとなっています。ですので、「無気音の有気音の区別」に関しては別途で記事を書きます。
最後に
子音は母音よりも、「数」と「日本語発音と異なる箇所」が多くなります。特に唇や舌の使い方は独特で、ポイントを理解した上で繰り返した発声練習が必要です。何度も言う、中国語発音の筋トレですね!
ただ、今はYouTubeなどでも口の動きを見ながら、正しい発音を聞くことが可能ですので、そのような有効なツールは積極的に確認していきましょう。
また、前述で「子音は単独で音節をなすことは無く、母音を加えて初めて発音することが出来ます。」とあるように、子音の練習には母音と一緒に行われます。
下記図にある( )内の母音は、子音練習の際に習慣的に決められたものとなります。
※縦軸(子音の種類)の順番が異なっていますが、特に気にしないで下さい!
何が言いたいかと言いますと、子音練習と習得には正しい母音発音が必須となるので、これ以降進むには母音の発音を完璧にしておいて下さい。逆に母音の発音がうまく出来ているのであれば、これからの子音発声練習を通して、母音発音が更に磨かれていき発音も綺麗になりますYO!発音習得も加速度的に上がるはずです。結局は基礎の積み重ねが大切なのです!
CDを聴きながら、発音のリピーティング練習を欠かさずに頑張って下さい!!
再见!
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