中国語の声調・四声に関してはこちら!
四声に関する記事の最後に、声調は四声以外にも、「声調の変化」と呼ばれるものがあるよ!とボヤいておりましたので、今回はそちらの内容に関して紹介させて頂きます。
目次
はじめに
四声の番外として語らせて頂いてますが、本記事の内容はそんなに重要ではありません。
(僕個人の考えとしてです)
もちろん、中国語を上達していく上では身につけていくべき内容に間違いはないのですが、この箇所に限っては「こんなんもあったな!」「あぁ!そういえばなんかあったな!」程度に認識して頂き、他の発声練習の際に少し意識しながら取り込んで行けば、今後の中国語学習の過程で自然と身についていく!。。。と考えています。僕自身が実はそうでした。
発音・四声だけでもしんどいのに、例外ルールなんかできるかッ!
中国語を勉強始めたばかりの方でしたらそう思うでしょう。
何より僕自身が凄くそう思ってましたから(笑)
実際に、この内容(声調の変化)に関しては中国語勉強初期では時間をかけずに、存在だけ認識している程度でしたが、今では勝手に身についています!( ・`ω・´)キリッ
本記事の内容に関しては、先ずは「どんなもんか?」程度に見て頂き、
頭の片隅にちょこっと内容を置いておきましょう。
最初から時間をかけて覚える必要はありません!
「声調の変化」とは?
これまで勉強した個々の音節の読み方ではなく、“ある”二つの音節が連続した時に、声調ルールが代わり違う変化を起こします。
「声調変化」は3つのルールがあります。
- 第三声の変化
- 不(bù)の声調変化
- 一(yī)の声調変化
それでは、各規則性・ルールを見て行きましょう!
パッと見で、数も多く最初は混乱するかも知れませんが、上にも書いた通り最初から覚える必要はありません。その時間があるようでしたら、子音・母音の発音練習に時間を割いて頂いた方が効率的です。
「声調の変化」の各種類別ポイント
第三声の変化
(1)第三声+第三声の変化
三声(v) + 三声(v) → 二声 ( / ) + 三声(v)
※この変化の際、発音のみが二声へと変化します。声調記号はそのまま三声(v)が使用されます!
(2)半三声
第三声にはもう一つ「半三声」と呼ばれる変化があります。
前の第三声は「半三声」と呼ばれる変化を起こします。
※半三声=本来の第三声の前半分だけを低く抑えて発音します!
実際の会話場面では、この半三声が使用されることが多いです!
後ろにくる「第一声」「第二声」「第四声」をハッキリと発音するためにも、半三声のコツとしては前半部分を低く低く抑えて一度ピタッと止める感じで区切ります。
これら第三声の変化を見てみると、
二つ以上の音節が並び、前に第三声が来た場合は何かしらの変化が起きます!
不(bù)の声調変化
後ろにも第四声が続く場合は、本来第四声の「不(bù)」が、第二声「不(bú)」へと変化します!
bù(第四声) + 第四声 → bú(第二声)+ 第四声
bù+第一声:bù hē 不喝 (飲まない) → 変化なし
bù+第二声:bù lái 不来 (来ない) → 変化なし
bù+第三声:bù mǎi 不买 (買わない) → 変化なし
bù+第四声:bú lèi 不累 (疲れてない) → 第二声に変化
※第三声の変化の際、声調記号は変わらずそのまま三声(v)が使用されていましたが、“不”の変化の際は変化した後の第二声(bú)が使用されます!
一(yī)の声調変化
最後は数字の“一”の声調変化です!
もともとは第一声(yī)として発音されます。
“不”の変化同様に、後ろの声調に応じた変化があるのと、数字ならではの変化もあるので少しややこしいです。
無理して覚えずに、簡単なインプット、もしくは復習程度として確認下さい!
■後ろに第一声、第二声、第三声が来た際、第四声(yì)へ変化
■単独で用いる際、または序数で使われる場合はもともとの第一声(yī)
後ろに第四声が来た際、第二声(yí)へ変化
一块 (yí kuài)→ 後ろに第四声「kuài」があるため、第二声「yí」へ変化
一定 (yí dìng)→ 後ろに第四声「dìng」があるため、第二声「yí」へ変化
後ろに第一声、第二声、第三声が来た際、第四声(yì)へ変化
一天 (yì tiān)→ 後ろに第一声「tiān」があるため、第四声「yì」へ変化
一回 (yì húi) → 後ろに第二声「húi」があるため、第四声「yì」へ変化
一本 (yì běn)→ 後ろに第二声「běn」があるため、第四声「yì」へ変化
単独で用いる際、または序数で使われる場合はもともとの第一声(yī)
一月 ( yī yuè) → 序数として使われているため、変化なしで第一声「yī」のまま
第一课(dì yī kè)→ 序数として使われているため、変化なしで第一声「yī」のまま
最後に
冒頭に「本記事の内容はそんなに重要ではありません」と書いたは良いものの、こう振り返るとかなりのボリュームですね(>_<)
やはり、初心者の方はこの内容を頭に入れて発声練習に時間を割く必要はないと思います。
(勉強するに越したことはありませんが・・・全体効率を考えた個人の考えです!)
今後の単語勉強や文章問題などの勉強を通して、四声と声調変化にはたくさん触れていくので、その勉強をこなしていけば四声と声調変化に関しても徐々に慣れていくはずです。
「四声と声調変化を意識する!」という気持ちで、インプットはほどほどに前の発音練習・後ろの単語勉強へ時間を割いて頂くことが一番効率的ではないかと思います。
最後に僕が中級レベル時に活用していたテキストの一部分の画像を添付します。
分からないピンインはもちろんですが、四声に関しては怪しいと思うものは声調記号だけでも記して、発声練習の際にかなり意識していました。
このように、後の勉強場面で四声・発音全般を意識しながら、徐々に習慣化していく事もできると思います。
皆さんも発音の意識を忘れずに、継続して頑張って下さい!
一緒に頑張りましょう!!
再见!
いつもサイトを見て勉強させて頂いているものです。
紹介されている口語テキストの名前を教えて頂きたいです。
日本で入手可能なものでしょうか?