発音の基礎に関しては、これまでの記事をご参考下さい。
本記事では「中国語発音を習得するまでの全体感」の中から、基礎である(下記図)2の箇所に関して、ポイントを書いていきます。
目次
中国語発音 《基本単母音》発音のコツとポイント
発音専用テキスト
使用するテキストとしては「紹文周の中国語発音完全マスター 単行本」をオススメしたいです。僕は当初「中国語発音の基礎」を活用していましたが、発音のポイントをコンパクトにまとめられていて良いのですが、少し説明や表現が古っぽいので分かりにくい点もあります。個人的には「中国語発音完全マスター」の方が、発音に関して「より細かく」「より分かりやすく」まとめられていると思います。
単母音の種類
(a、u、o、e、i、ü)の6つ
日本人に難しい単母音
(a、u、o、e、i、ü)→ e の2つ
発音のポイント
■唇の形はどうか?
■唇の開きの大きさはどうか?
■発音中は唇の形を変えない
(a、u、o、i)はテキストにある内容を見て、聞いて頂ければ特に問題無いかと思います。ローマ字読みの「ア、ウ、オ、イ」に近しいですが、上に上げています発音のポイント「唇の形と大きさ」に注意して下さい!
あとは、こちらの動画がかなり分かりやすく説明してくれています。
《基本単母音》【e】のコツとポイント
ローマ字読みの「エ」とは異なり、日本語では特に使わない発音なので、最初に発音の難しさを実感する箇所かと思われます。ですが、一度コツを掴めればそんなに難しく無いっす!( ^ω^)
発音のポイント
以下はテキストより参照
■唇の形 ・・・ 左右に引く
■唇の開き・・・ 半開き(微笑むように)
■発生する音・・ 「オ」
→ 口を左右に引いて(日本語のエをもっと横に引く)、声は喉の奥から「オー」と発声
口の両端を横に引いて、そのまま「オー」という感じです。
最初のうちはローマ字の「エ」と思ってしまう事が多いかと思いますが、上記発音のポイントを意識しながら発声トレーニングを繰り返して下さい。
《基本単母音》【 ü 】のコツとポイント
見慣れないローマ字で、且つ日本語でも存在しない発音の「 ü 」
日本語の「ユ」の発音に近しい。
発音のポイント
以下はテキストより参照
■唇の形 ・・・ 日本語の「ユ」の様な形
■唇の開き・・・ 少しすぼめるように両唇を軽く合わせる
■発生する音・・ 「イ」(口と唇の形を固定したまま)
→ 口を丸くすぼめて日本語の「イ」を発声。
口を丸くすぼめ、口と歯は少しだけ間を開けるのがポイントです。
発声練習の繰り返し
それぞれのポイントを頭に入れたあとは、CDなどの対象音声を活用して、リピーティングを何度も何度も繰り返して下さい。一日の回数を上げるよりも、日数を継続させて下さい。
■1母音 一日のリピーティング回数の目安:最低16回以上
■それを最低1ヶ月継続して下さい
■1ヶ月のリピーティングが終わったらシャドウィングにて復習
※リピーティングとシャドウィングはこちらを参照ください。
ポイントを理解しても、発声練習の継続が何よりも大切です。日本語では存在しない発音のため、耳と口が慣れていないので対応できる中国語向けの筋肉をつけていく必要があります。継続の結果、中国語を聞く・話す準備ができるようになるんです!「継続は力なり!」ですね。
あまりにも単純な勉強で辛いかもしれませんが、後の中国語力に大きく関わって来ますので、腐らずに継続して頑張ってください!
加油!你能行的!
再见!
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