中国語の発音は基礎が大切!!
毎日の継続が大切!!!
・・・と当たり前のことを何度も何度も言わせて頂いてるのですが、今回はそんな中国語発音を上達させるためのちょっとしたコツに関するエントリーです。
発音をこれから勉強始める方、勉強中の方、既に勉強し終えた方、全ての方に共通して言えますのでぜひご参考ください。
ポイントは、
「ゆっくりと」「大きく」発声するです。・・・(; ̄O ̄)アボーン
テクニック的な内容は、これまでのエントリーやテキストに譲るとして、この「ゆっくり・大きく」に関してどんなポイントとなるのかをご紹介させて頂きます。
目次
ゆっくりと
これは私自身とても早口になるクセがあるため、自戒の念を込めています。
まだ中国語の発音に慣れていないようでしたら「ゆっくり」発音しましょう。
最初のうちは、自分で思っている以上に早く喋ってしまっています。
日本語以上に発音が重要である中国語において、1音節1音節の発音はより大切にされます。
日本語でも1音節の「酢(す)」や「蚊(か)」、「木(き)」、「死(し)」を相手に伝えると、話し相手に「えっ?なに??」と聞き返される率が高いと思います。
中国語はこの1音節から成る単語が日本語よりも多いです。
ですので、1音節の発音をしっかりと伝えるためにも、「ゆっくり」を意識しながら発音しましょう。
例としまして下の文を見てみて下さい。
中国語:请问(qǐng wèn)2音節 ・・・ 日本語:お尋ねいたします 9音節
中国語:请吻(qǐng wěn)2音節 ・・・ 日本語:キスして下さい 8音節
違いとしては、第四声「wèn」と第三声「wěn」だけです。
qing wenを日本語読みにすると「チン ウェン」ですね。
中国語で関連している単語は下記の3つで、全て1つの単語が1音節から成っています。
请:(qǐng)どうぞ・・・して下さい
问:(wèn)問う、尋ねる
吻:(wěn)くちづけする
早く喋ろうと突っ走ってしまうと、両方とも「チン ウェン」となってしまい、聞く側へ上手く伝わりにくいです。
聞く側は「えっ!?お尋ねされてるの?」それとも「キスを迫られてるの??」と困惑します(笑)
このような例は極端で、実際の会話では前後に脈略があるため、多少発音が悪くても聞き取って貰えることが多いです。
しかし、初心者の方が最初からそんな甘い考えをするのではなく、正しい発音でしっかりと伝える!という意識を持ちながら臨んでください。
そのためには、1音節1音節の発音をしっかりと聞き取ってもらうため、「ゆっくり」を意識してみましょう。
大きく
中国人は話声が大きい!うるさい!!
と思われてる方も多いかと思います。
しかし、ポイントはまさにそこです(; ̄O ̄)アボーン
不慣れな発音、そしてシャイ気質な日本人が相まって、中国語の発音はボソボソっと( ゚Д゚)なりがちです。
ボソッと言わないで「大きく」発音するよう意識しましょう。
中国語は発音の構造上、日本語よりも声を大きく発する必要があります。
その主な要因として
- 「四声」による声のトーンの上げ下げがある
- 息を強く吹き出す「有気音」と呼ばれる発音がある
- 腹式呼吸でお腹から声を出す
このように日本語の発音とは構造的に異なる点が多いため、日本語を話しているような延長で抑揚がなく小さな声で中国語を話しても、中国人には伝わらない事が多いのです。
あとは、やはり最初は照れからか、小さい声になりがちです。(以下余談)
私も当初は自信のなさからか、ビビってしまい小さな発音になりがちでした。中国語学校の先生にはいつも「もっと大きく発音しましょう!」と言われたものです。
だって恥ずかしいんだもん・・・(´・ω・`)
ある時、カフェでコーヒーを飲みながら中国語勉強をしていると、近くにいたメキシコ人と思われる外国の方が日本語を勉強している場面に出くわしました。彼と先生らしき人との2人で日本語の「ギャ・ギュ・ギョ」の発音を大きな声で一生懸命練習していたのです。途中から「ワタシハ、メキシコジンデス、ドウゾヨロシク(ネ)」を言っていたのを今でも覚えています。(先生が最後にネを入れたらよりgoodネ!と言ってました。)
最初は正直、心の中で「うるさいなぁー( ´Д`)y━・~~」と思っていました。
しかし、そんな思いは一瞬で消え、すぐに「なんて、積極的で一途に語学勉強と向き合っているんだろう!」と思うようになったのです。「オイオイ、こんなパブリックで人が大勢な場所で、こんなにぶっ込んで発音練習をするんかよ!!クレイジーだぜッ!!!(いい意味で)」と思うようになったのです。
その時、僕は自分の中の殻が破けました。
もっと、中国語が上手くなりたい!それには、もっと、もっとダメでもいいから失敗を恐れずに発声して練習を繰り返そう。そう思うようになったのです。
中国語の発音はそれから加速度的に上達していきました。また、それ以降は何よりも中国語勉強がより楽しくなりました。
谢谢ゴメス(推測)!感谢メキシコ人!!
中国語発音向上のためにも、声を「大きく」発生するを意識してみて下さい。
以上余談でした。
自分の発音を録音してみよう!
自分の発音を録音する → 録音を聞く → テキストなどのネイティブ発音と聞き比べる
先ずはこれを繰り返してみて下さい。
自分の苦手とする発音・四声の箇所がすぐに分かります。
=自分のダメな箇所が分かる!となるため、少し気が重たいかもしれませんが、効果は抜群です!
録音で「自分の今のレベル」を聞き、「目標(ネイティブスピーカー)」との違いを客観的に自身で聞いてみる事で、どこが上手く行っているのか?どごが苦手なのか?が分析できます。
録音した自身の発音は嘘をつきません・・・笑
己を知り・目標を知り、その差を埋めていく事で上達できる「自分の発音を録音する」は最高の発音学習方法の一つです。ぜひ毎日の中国語発音勉強に取り入れてみて下さい。
自分の発音を録音する → 録音を聞く → テキストなどのネイティブ発音と聞き比べる →
分析・改善 → 録音 ・・・(繰り返す)
この繰り返しで、自分のならではのコツがつかめるはずです!
スマホ、PCを使へば簡単ですので、すぐにでも試してみて下さい。
僕も最初は恥ずかしかったですが、今では自身のチェック機能として活用しています。
慣れると結構病みつきになりますよ(笑)
再见!
コメントを残す