【箸休め】2018年中国企業トップ500

先日、2018年の中国企業トップ500が発表されました。

中国共産党の機関メディア「人民日報社」が開設したニュースサイト「人民网」にて9月2日に情報がアップされています。

「人民日報社」が作る新聞「人民日報」と共に、中国共産党の機関紙でもあるため、中国関係のニュースをチェックするにのは役に立つと思われます。

実は日本語版もあるため簡単に記事を読めますよ! → 人民网(日本語版)

中国に関わるニュースの中国語原文がそのまま日本語に訳されている記事もあるので、中国語の勉強にも役たちます!プロの翻訳家が訳しているので、“書き言葉”上での文法や単語の使い方はとても参考になりますよ。

さて、話がそれましたが今回は題名にもあるように「2018年中国企業トップ500」に関してのエントリーです。中国語には直接関係ありませんが、本件を通して少しでも中国に興味を持って頂きたい!

目次

2018年中国企業トップ500

これを聞いて皆さんはトップはどんな企業を想像しますか?

 

 

ジャックマー率いる「阿里巴巴集団(アリババ)」?

 

ユーザー数10億人を超える中国版LINEであるWeChat(微信)をサービスする「騰訊控股(テンセント)」?

 

中国のビールと言えばーッ?の「青島ビール」?

(余談)青島にある青島ビール販売店では、袋に注いでビールが量り売りされているとのこと!

 

 

どれも有名な企業ですが、

答えは「不对」です。┐(´∀`)┌

 

スポンサーリンク

2018年中国NO.1企業は?

答えは・・・

参照記事はこちら  2018中国企业500强名单发布!

「国家电网有限公司」

え!?
家電屋さん?

ラオックス買収したとこ?

と思ったのが僕の最初の感想でした。が違ってました・・・Σ(´д`;)

どんな会社なのか調べてみたら以下のような感じです。

参照:Wikipedia
国家電網公司
(こっかでんもうこうし、中国語簡体字: 国家电网公司、英文:State Grid Corporation of China)は世界最大の電力配送会社で、太陽光発電風力発電といった新エネルギーの設備容量も世界一である[1]。中国南部への配送を司る華南電網公司と共に、中国全土へ送電変電配電をしている。以前の国家電力公司が電力機構の「発送分離」(中国語:廠網分離)で2002年に生まれた会社で、別の5大発電会社である大唐(中国大唐集団公司)・中電投(中国電力投資集団公司)・国電(中国国電集団公司)・華電(中国華電集団公司)・華能(中国華能集団公司)が発電する電力の送電のみをおこなう。

 

簡単に言うと、中国国営で世界最大の電力配送企業です。

同社ウェブサイトによると中国国土の88%をカバーし、11億人に対して電力を供給し、フィリピン、ブラジル、ポルトガル、オーストラリア、イタリア、ギリシャなどで事業を展開しているとのこと。

売り上げ高「235,809,970万元」・・・

約2兆3580億元  1元16.5円で換算すると・・・

38兆9000億円 ・・・

日本最大の企業「トヨタ」の昨年連結売り上げ高が約28兆円なので、それをも大きく上回っているんですね!更には、続く2位、3位の企業も同規模の売り上げがあると言うから驚きですよね。。。^^; 2位と3位はそれぞれ、「シノペック」「ペトロチャイナ」の通称で呼ばれており、中国トップの国営石油企業です。

あの有名企業らは?

では、日本のメディアでも多く取り上げられている有名なあれらの企業はどんな位置づけなのでしょうか?

 

16位 华为投资控股有限公司(ファーウェイ
スマホシェア世界第2位

69位 阿里巴巴集团控股有限公司(アリババ
ネットショッピングサイト「淘宝(タオバオ)」やオンライン決済サービス「支払宝(Alipay)」を運営

73位 美的集团股份有限公司(Midea
東芝の白物家電事業を買収した家電メーカー

75位 騰訊控股有限公司(テンセント
ゲーム、メッセンジャーサービス(QQ、We Chat)を運営

142位 小米集团(シャオミー
スマホシェア世界第4位

 

これら大企業は日本のメディアでも良く取り上げられるため、日本で有名な中国の大企業と言えるでしょう。中国の勢いを感じる企業で、中国の発展を支えていると言うか、バブリーな企業だなぁと思う方も多いかと思います。

一方では、ファーウェイがアップルを抜き世界第2位である事、1位のサムソンにも迫っている勢いである事、美的がドイツのロボットメーカー最大手であるKUKAを買収した事を知っている人は意外と少ないでしょう。

そんなに凄い企業でも、中国国内では10位以内にも入れていないんです・・・

スポンサーリンク

違った視点で中国を見てみると

上位の企業名を見てみると、はじめに「中国・・・公司」がよく目につきますが、これらは国営企業に多い傾向です。

そして、それら企業を見てみると、(漢字でなんとなく分かるかと思います)資源だったり、お金、交通インフラ、通信に関与している企業が多いことが分かります。

つまり、僕らが普段見ている中国企業で、「アリババってなんかすごいんだ!Alipay・We Chatでモバイル決済進んでる!無人コンビニって本当?ITで相当進んでいる!」と言われている一面は表面的で、中国が本当にやりたいことはその圧倒的な資源・金・インフラを持つ国営のハードを輸出し、世界の覇権をとってこうゼ!!

自国の発展と“他国を掌握する”

というところにあるんですよね。

こんな視点でこれからの中国を見て行くと面白いかと思います。

ネタ記事の紹介と翻訳はまた違う機会で書きます!

それでは
再见!

スポンサーリンク
スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です